Page 314 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼どこが変わってきたのか大分トリニ−タ かぼすシュ−ト 04/4/2(金) 6:15 ┗Re:どこが変わってきたのか大分トリニ−タ とりたに 04/4/2(金) 8:38 ┗Re:どこが変わってきたのか大分トリニ−タ teto 04/4/2(金) 21:03 ┗Re:どこが変わってきたのか大分トリニ−タ hiroko 04/4/3(土) 1:33 ┗なにが変わったのかって hiroko 04/4/3(土) 21:05 ┗Re:なにが変わったのかって かぼすシュ−ト 04/4/6(火) 8:50 ┗Re:なにが変わったのかって DETO 04/4/6(火) 10:12 ┗Re:なにが変わったのかって とりたに 04/4/6(火) 11:23 ┗Re:なにが変わったのかって teto 04/4/6(火) 14:54 ┣Re:なにが変わったのかって 大分瓦斯FC 04/4/6(火) 19:28 ┃ ┗Re:なにが変わったのかって teto 04/4/6(火) 22:52 ┗Re:なにが変わったのかって かぼすシュ−ト 04/4/6(火) 20:38 ─────────────────────────────────────── ■題名 : どこが変わってきたのか大分トリニ−タ ■名前 : かぼすシュ−ト ■日付 : 04/4/2(金) 6:15 -------------------------------------------------------------------------
新スレ立ち上げま〜す。 桜が気持ちよく鑑賞できるシ−ズン入りは岡田札幌を破って以来だ(笑)。 1、メンタルコンディションのアップ。 今年の練習は、選手の声が良く出て激しくなっている。 そして監督が選手と話しこむ姿もチラホラ見かける。そしてピッチで 見せる激しい激、その合間に笑顔を誘うジョ−ク(笑)、 何よりもピッチで際立つ存在感! 選手は今の時点ではあきらかに昨年より向上心があり、サッカ−に 打ち込んでいる。当然、試合ではより激しく闘っている。 2、DFラインの上がり これは普通怖くてできないものだが、監督自身は自信満々で選手を指導 している。「もっと前へ」「もっと上げろ」「プレスをかけろ」・・と その言葉にけれんみがないのである。これは通訳の方がすばらしいのか・・?。 DFラインの上がりとMF、FWのDFタイミングとの調整、その指導に 細かくプレイを止める笛がなる。そして監督の指導する言葉・・・ この言葉がシンプルで選手にわかりやすく簡潔なのである。 3、練習内容と試合の一体化 午前中練習を行う、その指導した内容を午後の練習で発揮できるか。 すなわち、当たり前の事だが練習でやったことを選手がどれだけ 理解して午後の紅白戦で発揮できるのか、確認している。 ここでは試合を止める笛はない。選手の自主性にまかせている。 8割程度のピッチの広さで選手に少しプレッシャ−をかけた状態で試合を行う。 細かのことは他チ−ムのこともあるので書けないが、一貫して感じるのは コミュニケ−ション能力の高い監督さんである。これは会社でも学校でも 上司と部下、先生と生徒、親と子など様々なコミュニケ−ションがあるが 私たちは信頼感のある、相手を尊重した言葉が出ているのだろうか? 深く反省させられる(笑)。 では今から30分ウオ−キングで桜を見てくる! |
▼かぼすシュ−トさん: >新スレ立ち上げま〜す。 >桜が気持ちよく鑑賞できるシ−ズン入りは岡田札幌を破って以来だ(笑)。 > >1、メンタルコンディションのアップ。 >今年の練習は、選手の声が良く出て激しくなっている。 >そして監督が選手と話しこむ姿もチラホラ見かける。そしてピッチで >見せる激しい激、その合間に笑顔を誘うジョ−ク(笑)、 >何よりもピッチで際立つ存在感! >選手は今の時点ではあきらかに昨年より向上心があり、サッカ−に >打ち込んでいる。当然、試合ではより激しく闘っている。 > >2、DFラインの上がり >これは普通怖くてできないものだが、監督自身は自信満々で選手を指導 >している。「もっと前へ」「もっと上げろ」「プレスをかけろ」・・と >その言葉にけれんみがないのである。これは通訳の方がすばらしいのか・・?。 >DFラインの上がりとMF、FWのDFタイミングとの調整、その指導に >細かくプレイを止める笛がなる。そして監督の指導する言葉・・・ >この言葉がシンプルで選手にわかりやすく簡潔なのである。 > >3、練習内容と試合の一体化 >午前中練習を行う、その指導した内容を午後の練習で発揮できるか。 >すなわち、当たり前の事だが練習でやったことを選手がどれだけ >理解して午後の紅白戦で発揮できるのか、確認している。 >ここでは試合を止める笛はない。選手の自主性にまかせている。 >8割程度のピッチの広さで選手に少しプレッシャ−をかけた状態で試合を行う。 > >細かのことは他チ−ムのこともあるので書けないが、一貫して感じるのは >コミュニケ−ション能力の高い監督さんである。これは会社でも学校でも >上司と部下、先生と生徒、親と子など様々なコミュニケ−ションがあるが >私たちは信頼感のある、相手を尊重した言葉が出ているのだろうか? >深く反省させられる(笑)。 > >では今から30分ウオ−キングで桜を見てくる! オランダのサッカーについては詳しくないので、的はずれなことを書いていたら済みません。(tetoさんご指導よろしくお願いします) 吉田選手のインタビューや、トリサポのサイトによる練習レポから、反復練習の徹底がオランダ流なのかなと伺えます。 佐伯のクラブに所属していた頃、オランダのアヤックスがユース対象に教えていたクライフターンなどを盛り込んだ簡単なドリブルの反復練習をしていました。 反復練習による約束事の徹底、また、去年と違い練習時間が多さですね。他にもいろいろな要因があるのでしょうね。 今日の午後から練習見学に行って、この目で確認してきます。 |
▼とりたにさん: >▼かぼすシュ−トさん: >>1、メンタルコンディションのアップ。 >>今年の練習は、選手の声が良く出て激しくなっている。 >>そして監督が選手と話しこむ姿もチラホラ見かける。そしてピッチで >>見せる激しい激、その合間に笑顔を誘うジョ−ク(笑)、 >>何よりもピッチで際立つ存在感! >>選手は今の時点ではあきらかに昨年より向上心があり、サッカ−に >>打ち込んでいる。当然、試合ではより激しく闘っている。 この板のどこかでも書かれてましたが 監督とはあらゆる役割をこなさなければならない。 という事を実現した事によってもたらされた結果なような気がします。 上から規律を押しつけるだけでなく それを選手たちが咀嚼して自分たちのものにするところまでかみ砕いている。 頭ごなしに何もかも指示するのではなく 選手が受け取った指示を理解し、それをチーム内で完成させようとする。 そういう課程が選手たちの声につながっているんじゃないのかと思うんですが 選手から話を聞いてないので何とも言えません。 >>2、DFラインの上がり 日本人のどの監督も、やろうとしている事なんでしょうが さすがにオランダでの20数年間の経験が出ているんじゃないでしょうか。 あらゆる状況を想定した実践的な練習をしているんでしょうね。 >>3、練習内容と試合の一体化 >>午前中練習を行う、その指導した内容を午後の練習で発揮できるか。 >>すなわち、当たり前の事だが練習でやったことを選手がどれだけ >>理解して午後の紅白戦で発揮できるのか、確認している。 >>ここでは試合を止める笛はない。選手の自主性にまかせている。 >>8割程度のピッチの広さで選手に少しプレッシャ−をかけた状態で試合を行う。 合理的ですね。 >>細かのことは他チ−ムのこともあるので書けないが、一貫して感じるのは >>コミュニケ−ション能力の高い監督さんである。これは会社でも学校でも >>上司と部下、先生と生徒、親と子など様々なコミュニケ−ションがあるが >>私たちは信頼感のある、相手を尊重した言葉が出ているのだろうか? >>深く反省させられる(笑)。 どんなにすばらしい理論を頭の中で構築していても それを伝えられなければ、理論がないのと同じ事ですからね。 国語は大事です(笑)。 > オランダのサッカーについては詳しくないので、的はずれなことを書いていたら済みません。(tetoさんご指導よろしくお願いします) ムリっす(笑)。 ぶっちゃけ、J2&大分専門ライターなので(笑)。 まあ、そうも言ってられないので幅を広げようとは思っていますけど。 > 吉田選手のインタビューや、トリサポのサイトによる練習レポから、反復練習の徹底がオランダ流なのかなと伺えます。 何を反復させるのかにもよりますけどね。 若年層は、おっしゃるとおりテクニックを。 そういう基礎を身につけたプロ選手たちには戦術的なトレーニングを。 キャンプしか見てないから、もっと練習取材したいです。 > 今日の午後から練習見学に行って、この目で確認してきます。 なんか、1日に山本監督が来てたみたいですね。 根本の件もありましたし、挨拶でしょうか。 それにしてもU23日本代表監督が犬飼に来るとは。 すごい事ですね。 |
>どんなにすばらしい理論を頭の中で構築していても >それを伝えられなければ、理論がないのと同じ事ですからね。 >国語は大事です(笑)。 そうそう(爆)←ってオマエがゆーな!(w もっとも受け手側に「馬鹿の壁」が立ちはだかることも 世の中にはままあるわけですが。 小林さんだってやりたいサッカーを実践するために頑張りました。 反復して理論イメージを植え付け、身体に覚えさせるには 時間がかかると仰ってましたよね。どんな監督さんでも そういう苦労を味わってきてると思います。 国語だろうと外国語だろうと、間に通訳が入ろうと、 うまくいくこともあれば、ダメなこともあるんじゃないかな。 メンバー構成や相性、環境、周りも含めたチーム状態なんかも 大きく影響するだろうし、いろんな意味で「時」が至ってなかった のかも知れないし。人間性は皆それぞれいいわけですよ。 ノブリンは昇格できなかったし、コバちゃんはギリギリ残留でした。 今年はなんか「揃ったなー」みたいな感じ。なんとなく。 こんな短期間で落とし込みが上手くいく理由ってなんだろう? 第一に、ベルガーさんの物凄い指導経験値の高さ。 第二に、監督コーチ3役と中盤の底がオランダ人で統一されていること。 第三に、チームもサポーターもみんなひっくるめ「脱皮したいんだ!」 「もう残留争いには加わらないんだ!」との強い気持ちがたぎり、 その目標のために、この素晴らしいコーチ陣と方法を純粋に信じ、 心から受け入れたから。 …なんじゃないかなーと思うんですけどねーわからんなりに(笑)。 「スポーツは精神でやるものである。手、足、頭は道具に過ぎない。」 ってことで、かぼすシュート先生にお返ししま〜す♪キャハ! ここ数日が突然忙しかったので、脳がスポンジ化してハイでーす。 って狂牛病じゃん。…ハッ!神戸牛を腹イパーイ喰って狂う日だじょ〜〜[レストラン] |
今日みたいな試合で負ける気がしなくなったこと。 1人少なくても攻撃性を失わず強そうだったYO! 牛喰い狂喜乱舞ミッションはホームに延期(笑)。 高松すごく惜しかった。ほんとに上手くなってます。 |
▼hirokoさん: >今日みたいな試合で負ける気がしなくなったこと。 >1人少なくても攻撃性を失わず強そうだったYO! > >牛喰い狂喜乱舞ミッションはホームに延期(笑)。 >高松すごく惜しかった。ほんとに上手くなってます。 高松は昨年後半からプレ−が変わってきています。 前に前に行くようになった。シュ−トをどんな体制、どんな距離からでも 積極的に打ってくるようになっています。 オリンピック代表で受けた刺激、向上心のある選手はいい環境を与えると さらに伸びます。 今のチ−ム、メンタルコンディションがすごく上がっています。 広島戦もいい試合をやって欲しいですね。 NHK大分で実況です。 |
日本代表が石井監督の超守備的時代に結果を残せず 横山監督時代をはさんでオフトを招聘したという流れ。 1980年代後半から1990年代前半の日本代表の 進化とパターンが似ているような気がします。 それから神戸との試合、小林前監督の大いなる遺産を感じました。 小林、ベルガー、やり方は違うけど粘り強く守り抜く力を選手は 体に刻んでいると感じました。 さらに、その中でも去年より感じることができる得点の予感。 チームが今年得るであろう物に大きく期待します。 監督が選手に植え付けていけるもの。 表面的なやり方の違いに目を奪われてしまいますが その指導者が去った後にも選手に残されていくもの。 かぼシューさん、そのへんのこと教えてくれませんか。 |
▼DETOさん: >それから神戸との試合、小林前監督の大いなる遺産を感じました。 >小林、ベルガー、やり方は違うけど粘り強く守り抜く力を選手は >体に刻んでいると感じました。 >さらに、その中でも去年より感じることができる得点の予感。 >チームが今年得るであろう物に大きく期待します。 > >監督が選手に植え付けていけるもの。 >表面的なやり方の違いに目を奪われてしまいますが >その指導者が去った後にも選手に残されていくもの。 >かぼシューさん、そのへんのこと教えてくれませんか。 DETOさん。自分も同じように感じております。 神戸戦は小林前監督の堅守が継承されつつ、ベルガーイズムの攻撃姿勢は崩していなかった。選手個々の意識が明らかに変わってきています。 ハンベルガー監督は就任当初、堅守は残しつつ攻撃的なチームづくりを目指していました。まさに、有言実行の監督。 自分はこう思っています。 前監督の指導が選手に残されている場合もあると思いますが、ベルガー監督の指導方針として全てのやり方を変えるのではなく、長所である堅守の意識は残し、時間をかけながら攻撃の意識を植え付けているように感じます。 逆に守備の意識が強いチームだから監督はDFラインを高く設定できたのかなとも思っています。DFの裏のスペースのケアー意識(まだまだ不十分ですが)、ボランチと連帯してのボールカットなど。でも、「戦術としてDFラインを高くした」というのが正解ですかね? NHK大分の特番(4/2金19:30放送)で練習風景が流れていましたが、特に興味があったのが、選手たちを一定の長さの紐で結び、選手間同士の距離の間隔を意識付けしていました。これは目的の一つとしてスペースを消す意識を植え付けたのではないかと考えます。事実、菓子杯の浦和戦で小森田選手が常に選手間のスペースを埋めていました。ボールタッチは少なかったものの、スペースを埋めてくれるお陰でビチュヘが活動を十分フォローしていました。また、浦和のMFの十分な組み立て時間をなくしていました。浦和の攻撃を消した要因の一つとして、「小森田選手のスペースケアー」があったのかと考えます。 次節の広島戦ではビチュヘ選手、瀬戸選手が出場停止です。現時点での成長を示す絶好の試合になるのではないかと位置づけています。とりてんさんの分析も楽しみです。 |
平山にあって高松にないものもありますが それよりも高松にあって平山にないものの方が重要だと考えます。 それは何かというと、シュートを打つ意識です。 何度でも書きますが、平山のシュートへの流れは非常にきれいです。 教科書通り。 胸トラップ→足下に落として、一歩踏み込めるところにボールをコントロール→ 大きく踏み込んで左右の足でシュート。 ものすごくきれい。 だけど、プレッシャーのきつい局面でこれをやれるかというとなかなかできない。 自分が好きな体勢に持ち込もうとする間にディフェンダーに詰められてしまう。 だから平山ってボールをさわる回数に比べて遙かにシュート数が少ない。 2002W杯準決勝でロナウドが見せたトーキックによるシュートはたぶん彼にはできない。 何もかもが教科書通りだから。 ところが高松のいいところは、彼の頭の中の優先順位として まずはシュートを打つ、という事が筆頭に来ているという点。 だから空中にあるボールを無理矢理ジャンピングボレーできる。 これが平山だと、浮いたボールはトラップして足下に置かなければ打てない。 ゴールを背にした状態では、体をゴールに向けてからじゃないと打てない。 高松は、ゴールを背にしていても 体をゴールに向ける動きの中でシュートにまで行ける。 つまりどんな体勢であってもシュートを打てる。 シュートを打つからゴールの可能性が生まれる。 彼はストライカーに必要な条件を備えているわけです。 相手にとっては予測不能の動きなので、やりにくさ満点ですよね。 元々彼にはそういう能力があったんですが そこの精度がU23で高まったんじゃないかと思います。 もちろん、U23に選ばれて注目される中で自信がついた部分もあるでしょうし 非常にいい状態でここまで来ているんじゃないかと思いますね。 小林監督とベルガー監督の違いについてですが ちょっとアプローチを変えて論じてみます。 この両監督のやろうとするサッカー自体に大差はないのかもしれません。 小林監督時代にも、すばらしい攻撃を見せた試合はありましたし 戦術的な話を聞かせてもらうと、非常に期待できるビジョンを持たれていました。 では何が違うのか。 ちょっと上でも書いてますがこんな事なんじゃないかと。 小林監督は、自分の考えているサッカーに近づける方法として 常に選手に声をかけていました。 試合中も常にテクニカルエリアに出て行って、細かく指示を出していました。 それってもしかしたら選手たちから「自分で考える」という行動を奪ってしまっていたのかもしれません。 たとえば松橋なんかは、ものすごく素直で、まじめだから 監督の指示を何とかこなそうとする。 で、試合中に指示を出されると それをなんとか実現しようとして右往左往してしまう。 まだ監督に成り立ての頃、全体練習中の合間に 特定の選手に対して体の面の作り方を指示していた事もありました。 試合中もそういう仕草を見かけた記憶があります。 そういう熱血指導が、プレーの萎縮につながった面があったんじゃないのかと。 つまり小林監督は完璧を求めすぎたのかなと。 自分の思い描くスタイルと違っていたら すぐにでも矯正しないと気が済まなかった。 つまり自分の理想像へチームを近づける方法論として 完全に管理する方法を取っていたように思います。 だから、試合中選手たちに声が出なかったのかもしれません。 自分たちが声を出さなくても監督が声を出してくれる という意識があったのかもしれません。 対するベルガー監督は、いったん試合が始まると 細かいプレーに関してはそれほど指示を出していないという印象があります。 ベンチの裏で見たウルサン戦では 時折立ち上がって指示を出す姿が見られましたが のべつ幕なしという感じではありませんでした。 だからある程度選手たちの自主性に任せているところがあったんじゃないかと。 最近のサッカーって何をやるのかというと どのチームも監督もやろうとすることは変わらない。 だから小林監督もベルガー監督も たぶんやろうとするサッカーの本質は変わらないと思います。 では何が違うのかというと もう単純に監督としての経験だったんじゃないのかなと思いますね。 どうやってチームを作っていくのか という方法論、アプローチの差だったんじゃないのかなぁと思います。 ベルガー監督の練習をそれほど見てる訳じゃないので あまり断言して言えるわけではないので、これくらいにしときます。 ベルガー監督の指導方法については 普段の練習を見ておられる方にフォローをお願いします。 ちなみに宮崎キャンプで石崎さんと大分の練習場に行ったときに、練習を一目見て 「あれはこういう意識付けのためにやってるはずだ。どの監督もやろうとすることはたぶん変わらないんだよね」と言ってました。 ここ数年、日本人監督の質の向上は目を見張るものがあります。 そういう状況で、たぶんやろうとすることは何も変わらないんだと思います。 問題はそれを実現させるためのアプローチの方法なんじゃないのかと。 そう思いますね。 ちなみに石崎さん「ベルガー監督ってすごいんじゃろ?来年あたり大分でコーチやらせてもらえないかな」なんて言ってました。 そこらへん、石崎さんってどん欲ですよね(笑)。 |
▼tetoさん: >平山にあって高松にないものもありますが >それよりも高松にあって平山にないものの方が重要だと考えます。 >それは何かというと、シュートを打つ意識です。 >何度でも書きますが、平山のシュートへの流れは非常にきれいです。 >教科書通り。 > >胸トラップ→足下に落として、一歩踏み込めるところにボールをコントロール→ >大きく踏み込んで左右の足でシュート。 > >ものすごくきれい。 >だけど、プレッシャーのきつい局面でこれをやれるかというとなかなかできない。 >自分が好きな体勢に持ち込もうとする間にディフェンダーに詰められてしまう。 > >だから平山ってボールをさわる回数に比べて遙かにシュート数が少ない。 > >2002W杯準決勝でロナウドが見せたトーキックによるシュートはたぶん彼にはできない。 >何もかもが教科書通りだから。 > >ところが高松のいいところは、彼の頭の中の優先順位として >まずはシュートを打つ、という事が筆頭に来ているという点。 >だから空中にあるボールを無理矢理ジャンピングボレーできる。 >これが平山だと、浮いたボールはトラップして足下に置かなければ打てない。 >ゴールを背にした状態では、体をゴールに向けてからじゃないと打てない。 >高松は、ゴールを背にしていても >体をゴールに向ける動きの中でシュートにまで行ける。 >つまりどんな体勢であってもシュートを打てる。 >シュートを打つからゴールの可能性が生まれる。 >彼はストライカーに必要な条件を備えているわけです。 >相手にとっては予測不能の動きなので、やりにくさ満点ですよね。 > >元々彼にはそういう能力があったんですが >そこの精度がU23で高まったんじゃないかと思います。 >もちろん、U23に選ばれて注目される中で自信がついた部分もあるでしょうし >非常にいい状態でここまで来ているんじゃないかと思いますね。 > > >小林監督とベルガー監督の違いについてですが >ちょっとアプローチを変えて論じてみます。 > >この両監督のやろうとするサッカー自体に大差はないのかもしれません。 >小林監督時代にも、すばらしい攻撃を見せた試合はありましたし >戦術的な話を聞かせてもらうと、非常に期待できるビジョンを持たれていました。 > >では何が違うのか。 >ちょっと上でも書いてますがこんな事なんじゃないかと。 > >小林監督は、自分の考えているサッカーに近づける方法として >常に選手に声をかけていました。 >試合中も常にテクニカルエリアに出て行って、細かく指示を出していました。 >それってもしかしたら選手たちから「自分で考える」という行動を奪ってしまっていたのかもしれません。 >たとえば松橋なんかは、ものすごく素直で、まじめだから >監督の指示を何とかこなそうとする。 >で、試合中に指示を出されると >それをなんとか実現しようとして右往左往してしまう。 >まだ監督に成り立ての頃、全体練習中の合間に >特定の選手に対して体の面の作り方を指示していた事もありました。 >試合中もそういう仕草を見かけた記憶があります。 > >そういう熱血指導が、プレーの萎縮につながった面があったんじゃないのかと。 >つまり小林監督は完璧を求めすぎたのかなと。 >自分の思い描くスタイルと違っていたら >すぐにでも矯正しないと気が済まなかった。 >つまり自分の理想像へチームを近づける方法論として >完全に管理する方法を取っていたように思います。 >だから、試合中選手たちに声が出なかったのかもしれません。 >自分たちが声を出さなくても監督が声を出してくれる >という意識があったのかもしれません。 > >対するベルガー監督は、いったん試合が始まると >細かいプレーに関してはそれほど指示を出していないという印象があります。 >ベンチの裏で見たウルサン戦では >時折立ち上がって指示を出す姿が見られましたが >のべつ幕なしという感じではありませんでした。 >だからある程度選手たちの自主性に任せているところがあったんじゃないかと。 > >最近のサッカーって何をやるのかというと >どのチームも監督もやろうとすることは変わらない。 >だから小林監督もベルガー監督も >たぶんやろうとするサッカーの本質は変わらないと思います。 >では何が違うのかというと >もう単純に監督としての経験だったんじゃないのかなと思いますね。 >どうやってチームを作っていくのか >という方法論、アプローチの差だったんじゃないのかなぁと思います。 > >ベルガー監督の練習をそれほど見てる訳じゃないので >あまり断言して言えるわけではないので、これくらいにしときます。 > >ベルガー監督の指導方法については >普段の練習を見ておられる方にフォローをお願いします。 > > >ちなみに宮崎キャンプで石崎さんと大分の練習場に行ったときに、練習を一目見て >「あれはこういう意識付けのためにやってるはずだ。どの監督もやろうとすることはたぶん変わらないんだよね」と言ってました。 > >ここ数年、日本人監督の質の向上は目を見張るものがあります。 >そういう状況で、たぶんやろうとすることは何も変わらないんだと思います。 >問題はそれを実現させるためのアプローチの方法なんじゃないのかと。 >そう思いますね。 > >ちなみに石崎さん「ベルガー監督ってすごいんじゃろ?来年あたり大分でコーチやらせてもらえないかな」なんて言ってました。 >そこらへん、石崎さんってどん欲ですよね(笑)。 僕の中ではもうじき清水の監督に昇格するものと踏んでいます。最年長監督の下での経験、修行を考えていたのでしょうが、思わぬ形でJ1デビューするのではないですかね。 |
▼大分瓦斯FCさん: >僕の中ではもうじき清水の監督に昇格するものと踏んでいます。最年長監督の下での経験、修行を考えていたのでしょうが、思わぬ形でJ1デビューするのではないですかね。 キャンプ中にいろんな業界関係者と会って話してるのを聞いてましたが まあ、成績不振の場合、内部昇格するのは既定路線でしょう。 それが実現するのかどうか。 実現するとしていつ頃になるのか、という事で。 |
▼tetoさん: >平山にあって高松にないものもありますが >それよりも高松にあって平山にないものの方が重要だと考えます。 >つまりどんな体勢であってもシュートを打てる。 >シュートを打つからゴールの可能性が生まれる。 >彼はストライカーに必要な条件を備えているわけです。 >相手にとっては予測不能の動きなので、やりにくさ満点ですよね。 平山がそのことに気がついてしっかりとトレ−ニングに励めるか? 彼の学習能力にかかっていますね! >小林監督とベルガー監督の違いについてですが >ちょっとアプローチを変えて論じてみます。 > >この両監督のやろうとするサッカー自体に大差はないのかもしれません。 >最近のサッカーって何をやるのかというと >どのチームも監督もやろうとすることは変わらない。 >だから小林監督もベルガー監督も >たぶんやろうとするサッカーの本質は変わらないと思います。 私もそう思います。みなマクロでは大差ない。そしてミクロでも そんなに大差はありません。 従って選手に指摘することも大差ありません。 でも、それぞれ違う監督が同じ言葉をかけても受け取り方が 若干違ってくる。 >では何が違うのかというと >もう単純に監督としての経験だったんじゃないのかなと思いますね。 >どうやってチームを作っていくのか >という方法論、アプローチの差だったんじゃないのかなぁと思います。 >ベルガー監督の練習をそれほど見てる訳じゃないので >あまり断言して言えるわけではないので、これくらいにしときます。 > >ベルガー監督の指導方法については >普段の練習を見ておられる方にフォローをお願いします。 ベルガ−監督の練習を見ていますと、ホイッスルでプレイを止めて 注意をする部分と流す部分と非常にメリハリがある。 1時間30分の練習のリズム、メリハリがすごく集中力を高めている。 そして試合をジッと見つめる冷静な眼、これは経験からくるものでしょう。 どういう言葉がどの局面で1番効くのか、この選手の性格に効く言葉、 言葉かけのタイミング、内容・・・やはり20年のキャリアから 培ったきたものでしょう。なかなか真似してできるものではないですね(笑)。 >ちなみに宮崎キャンプで石崎さんと大分の練習場に行ったときに、練習を一目見て >「あれはこういう意識付けのためにやってるはずだ。どの監督もやろうとすることはたぶん変わらないんだよね」と言ってました。 > >ここ数年、日本人監督の質の向上は目を見張るものがあります。 >そういう状況で、たぶんやろうとすることは何も変わらないんだと思います。 >問題はそれを実現させるためのアプローチの方法なんじゃないのかと。 >そう思いますね。 日本人監督との1番の違いはコミュニケ−ションスキルだと思います。 選手の精神にグサリ、グサリ刺していくコミュニケ−ションは ベンゲルにも感じました。 サッカ−の本質、スポ−ツの本質を考え抜いて経験をプラスして 自信満々で語りかける言葉は迫力があります。 そしてベンゲル、ベルガ−監督に共通していれるの負けを受け入れる 心を持っていることです。この心を持っていない監督は勝てません。 すなわちいい準備をしてしっかりとトレ−ニングを行って、試合で 選手個々も、チ−ムもしっかりとパフォ-マンスできて負けたら それは負けなのです。相手の力を尊重しなければならない。 サポ−タに、スタジアムに、審判に、運営に感謝してピッチに立てる 監督の仕事のメインは日々のトレ-ニングにある。 >ちなみに石崎さん「ベルガー監督ってすごいんじゃろ?来年あたり大分でコーチやらせてもらえないかな」なんて言ってました。 >そこらへん、石崎さんってどん欲ですよね(笑)。 指導者も選手も日々向上心が大切ですよね。 なんか、突き詰めていくといつも最後は教育論みたいになるんだよね。 みなさん、しっかり勉強しろってね・・・(笑) |