Page 189 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼ジーコ DETO 03/6/3(火) 9:55 ┗Re:ジーコ DETO 03/6/3(火) 19:42 ┗Re:ジーコ teto 03/6/4(水) 2:00 ┗Re:ジーコ teto 03/6/16(月) 8:13 ┗Re:ジーコ かぼすシュ−ト 03/6/17(火) 5:21 ┗Re:ジーコ ザスパ別府 03/6/17(火) 18:50 ┗Re:ジーコ かぼすシュ−ト 03/6/17(火) 21:27 ┗Re:ジーコ DETO 03/6/18(水) 12:47 ┗Re:ジーコ かぼすシュ−ト 03/6/19(木) 14:52 ┗Re:ジーコ フランソワ 03/6/19(木) 23:32 ┗Re:ジーコ teto 03/6/20(金) 20:38 ┗Re:ジーコ かぼすシュ−ト 03/6/24(火) 11:57 ┗Re:ジーコ DETO 03/6/25(水) 16:45 ┗Re:ジーコ かぼすシュ−ト 03/6/25(水) 20:43 ─────────────────────────────────────── ■題名 : ジーコ ■名前 : DETO ■日付 : 03/6/3(火) 9:55 -------------------------------------------------------------------------
2000年の韓日戦、ハソッチュのミドル一発でやられた0-1の試合は 圧倒的なゲーム支配、負けたのが不思議な試合でしたよね。ワールドカップの準備期間としては満足できる試合でした。そして、この後、代表はアジアカップでの優勝に向かっていきます。 前回の韓日戦、永井のロスタイムのゴールで1-0で勝った試合、 まるで3年前の裏返しのように感じました。 内容で圧倒的に負けて試合には勝った。 先日の日韓戦、まるで10年前の日韓戦を見ているようでした。 代表がいったん振り出しに戻ったのは分ります。 これからだということも理解しています。 でも、退化してるように感じることに不安はつのります。 キリンカップはともかくコンフェデは個人の力でやれるとは 思えない。不安だなあ。まだ、何も見えてこない。 |
つづけます シュートが2本だったからといってシュート練習してたそうですが 悪くはないんだろうけど、、、いいのか?という感じです。 シュートにたどり着く形ができなければシュート練習も役立たない。 先日の試合はそういう試合だったはず。 まだまだ、日本はコーディネーター型の監督より トレーナー型の監督が必要なのでは。 確かに日本人は教えられたことは忠実にやる、 それ以上のことはできないと言われます。 そこにトルシエの成功とその限界があった。 いざ、本番で選手たちは自分たちのやり方を見つけ出した。 例の守備のやり方、ラインの位置のことです。 教えられたことどうりじゃなくて 自主的なアイデアの発生と実現という新たな日本代表が生まれた。 そこを伸ばしていこう、じゃないとこの先に進めない、それはよくわかる。 でも、それは、トルシエがやれといったことがあって そこから生まれた不都合を修正したのであって、 まずは基本のやり方、約束がまだまだ必要なんだと 僕は思う。 やっぱり不安なんだなあ。ジーコ。 |
▼DETOさん: >代表がいったん振り出しに戻ったのは分ります。 >これからだということも理解しています。 >でも、退化してるように感じることに不安はつのります。 ジーコの評価はまだ難しいなかなと思います。 きっちり規律を決めて、1から10まで教えられてきたトルシエ時代と対極にあるのが ジーコ監督の教えです。 つまり、一度身にしみこんだ規律に縛られまくりのトルシエサッカーから 脱却する過程が必要なんじゃないかと。 トルシエの教え方の特徴は、日本人選手を子ども扱いし 「未開人に対して教えてやるんだ」という姿勢。 ヨーロッパ人に対するアレルギーは比較的なく 従順んな日本人には、いい講師だったのかもしれません。 もちろん反発はあったですが。 一方のジーコの手法は、「選手たちに戦術を一任するというやり方」 日本人選手の能力を評価しているのか それとも自身に教えるべき戦術がないのか。 それはまだ明らかではないですよね。 試合を経るごとに、チーム内の約束事が選手が主導する形で 決まってくるんじゃないかと期待してます。 もしかしたらいつまでたってもそういうのが現れないのかもしれませんが。 で、日本が世界に対抗するためにはどうするのが一番なのか考えたときに トルシエタイプの戦術重視の方がいいようにも思いますけれども。 >キリンカップはともかくコンフェデは個人の力でやれるとは >思えない。不安だなあ。まだ、何も見えてこない。 惨敗もあるんじゃないかと思います。 >シュートが2本だったからといってシュート練習してたそうですが >悪くはないんだろうけど、、、いいのか?という感じです。 >シュートにたどり着く形ができなければシュート練習も役立たない。 >先日の試合はそういう試合だったはず。 シュートのスキルというよりはシュートに行く意識改革であってほしいです。 >いざ、本番で選手たちは自分たちのやり方を見つけ出した。 >例の守備のやり方、ラインの位置のことです。 六月の勝利の歌を忘れない<br> でまさにトルシエがディフェンスラインに対してロッカールームで指示を出す場面がありましたね。 それがその瞬間だったわけですが。 >教えられたことどうりじゃなくて >自主的なアイデアの発生と実現という新たな日本代表が生まれた。 >そこを伸ばしていこう、じゃないとこの先に進めない、それはよくわかる。 >でも、それは、トルシエがやれといったことがあって >そこから生まれた不都合を修正したのであって、 >まずは基本のやり方、約束がまだまだ必要なんだと >僕は思う。 トルシエのやり方は、戦術、規律重視。戦術をベースにアレンジ。 ジーコは自由にやらせてチームを構築。その後が未知数なのですが 必要な修正を与えられるかどうか。 >やっぱり不安なんだなあ。ジーコ。 不安になるのは仕方ないかもですね。 |
【コラム】 ジーコ監督の方向性と可能性(前編) http://www.jskysports.com/column/cN20030612153403.html 【コラム】 ジーコ監督の方向性と可能性(後編) http://www.jskysports.com/column/cN20030612153628.html とりあえずジーコについて書いてみました。 |
「日本人は指示がないとなかなか動かない」 「指示をもらわないとどうしていいかわからない」 よく聞く話しですね。ベンゲルの本2冊の中にも同じような言葉がありました。 自分で考えて決断すべき事を監督に聞いてくる・・・信じられない。 練習場で監督と選手が話し合う光景は日本では当たり前かもしれないが、欧州 では見かけない。 高校選抜チ−ムを引率して欧州遠征にいった監督の言葉(直に聞きました)。 試合前、指示がなければいつまでもアップを始めない、ベンチで雑談してジッとしている。 広島がひどい時もそうだった。バクスタ−がパタ−ンを決めたら皆がそれを守った。そしたら優勝できた。ヤンセン監督になり、「このエリアからは自由だ」というと各自がどうしていいかわからなくなった。今、バクスタ−のサッカ−はJリ−グでは通用しない。 サッカ−の観戦方法でも、自分のイメ−ジと照らし合わせて観戦できない。 「わっ、すごい〜」はあるけれども・・・ サッカ−とは元々、何にも縛られない自由なスポ−ツだと思う。同じシチエ−ションなんてありえないからパタ−ンなんて不要だ。そんなもの作ったら相手に潰されるのは目に見えている。その為には選手各自が豊かなイメ−ジを共有することがとても大事だと思う。豊かなイメ−ジとは局面、局面で各自の判断の選択肢を一致させることだと思います。 そういう選択肢を一致させるように試みるのが毎日のトレ−ニングだと思う。 いいプレ−のイメ−ジを高めるのが練習、だからレベルが上がるに従ってカリキュラムと選手の意識がとても大事になる。 特に日本人に欠けているのが練習でのイメ−ジ(意識)だと思う。 この辺は、技術委員会のトレセン制度で改良されてきてはいるが、まだまだだ。 ジ−コのやろうとしていることは間違っていない。ただJ選手がまだ追いついていない。海外組みは慣れているから当たり前のようにやる。だからコミュニケ−ションが大事なのだと思う(特に試合中や練習での声出し習慣)。 まだ代表5〜6試合、そんな結果で監督が更迭されたら、日本サッカ−の貧弱さを世界にさらしているようなもんだと思う。 |
▼かぼすシュ−トさん: > >まだ代表5〜6試合、そんな結果で監督が更迭されたら、日本サッカ−の貧弱さを世界にさらしているようなもんだと思う。 大部分はおっしゃる通りだなあと思います。ただ気になるのはジーコの選手選考及び起用、練習です。人材がいないサイドバックにしても、いないなりに今の段階から試さなければいけないのでは?試すまでもないという事でしょうか。ドイツ予選までどのようなイメージを持ち、代表を作っていくつもりなのでしょうか。若手の突然変異を期待するのもありですが、ジーコの中でのプランはどの程度順調なんだろうか。 練習もシュート練習したら得点できるのか。あんな中学生の基礎練習みたいなやつで・・・。秋田曰く「アントラーズと同じだし」「クロアチア惨敗時からの練習だから慣れている」等々・・・10年前から変わらずかい?目の当たりにした訳でないので実際の評価はできないけれど。 ファルカンも自由な発想でのプレーを望んでたと記憶しているし、選手も個人で局面を打開出来るタイプを好んで選択してたように思う。が、更迭された。結果が伴わず、コミュニケーションも上手くいかなかったからとされている。ジーコのサッカーも根底は同じサッカーじゃないかと思うが、協会は協会で過去の監督に見られた「査定」的な評価を試合、大会に課していない。当時とは会長が違う人だけれど。協会やJチームと蜜月ならば地位は安泰なのだろうか? まだわずか5、6試合。ジーコがきちんとプランニングしているのであれば、評価うんぬんの時期ではないと思う。けれど、システマチックで組織的?なサッカーを標榜したトルシエのチームに対して、自由な発想でのサッカーを掲げるジーコのチームでは前者の方が魅力的な気がするのは成熟度と結果のせいだけだろうか。 選手に1番問題があるのは正論ですが。 |
▼ザスパ別府さん: >▼かぼすシュ−トさん: >> >>まだ代表5〜6試合、そんな結果で監督が更迭されたら、日本サッカ−の貧弱さを世界にさらしているようなもんだと思う。 > >大部分はおっしゃる通りだなあと思います。ただ気になるのはジーコの選手選考及び起用、練習です。人材がいないサイドバックにしても、いないなりに今の段階から試さなければいけないのでは?試すまでもないという事でしょうか。ドイツ予選までどのようなイメージを持ち、代表を作っていくつもりなのでしょうか。若手の突然変異を期待するのもありですが、ジーコの中でのプランはどの程度順調なんだろうか。 私は代表チ−ムを作るのに4年もいらないと思うんです。 代表なしで2年間過ぎてもいい、ただ代表は試合があるから集めるけれども・・。 チ−ムつくりに4年もいらない、2年あれば十分です。 4年間かけてつくったチ−ムと2年間かけて作ったチ−ムとどちらが強いか? あのレベルになればあまり変わらないと思います。 韓国のヒディングも2年間なくてチ−ムを作ってきた。 昔、J外国人選抜 対 日本人選抜の試合がありましたよね。 外国人チ−ムは一度も一緒に練習していない、しかしすばらしいコンビネ−ションで ドキマキさせました。あれはイメ−ジが一致しているからです。 4年間もあれば、伸びた選手もでてきてチ−ムが変わっていく。 だから代表は4年後でなくて今の大会を通じて個々が伸びてくれればいいと思っています。 > >練習もシュート練習したら得点できるのか。あんな中学生の基礎練習みたいなやつで・・・。秋田曰く「アントラーズと同じだし」「クロアチア惨敗時からの練習だから慣れている」等々・・・10年前から変わらずかい?目の当たりにした訳でないので実際の評価はできないけれど。 私は監督が選んだ練習を尊重するタイプなんです(笑) 練習ってその時、その時に必要なトレ−ニングを行えばいい。 内容は少年〜日本代表までそんなに変わらないと思います。 単なるシュ−ト意識の目覚めの練習だと思います。 本当のトレ−ニングとは継続性だと思います。 これはチ−ムでやるしかない。そして個人個人がうまくなるのが所属しているチ−ムの継続性のあるトレ−ニングによって、ジワリジワリとうまくなる。練習試合は自信をつけるステ−ジだと思っています。 > >ファルカンも自由な発想でのプレーを望んでたと記憶しているし、選手も個人で局面を打開出来るタイプを好んで選択してたように思う。が、更迭された。結果が伴わず、コミュニケーションも上手くいかなかったからとされている。ジーコのサッカーも根底は同じサッカーじゃないかと思うが、協会は協会で過去の監督に見られた「査定」的な評価を試合、大会に課していない。当時とは会長が違う人だけれど。協会やJチームと蜜月ならば地位は安泰なのだろうか? > >まだわずか5、6試合。ジーコがきちんとプランニングしているのであれば、評価うんぬんの時期ではないと思う。けれど、システマチックで組織的?なサッカーを標榜したトルシエのチームに対して、自由な発想でのサッカーを掲げるジーコのチームでは前者の方が魅力的な気がするのは成熟度と結果のせいだけだろうか。 ソビエト、東ドイツ、ハンガリ−・・・旧共産圏のチ−ムがなぜワ−ルドカップで好成績をあげられなかったか。国を挙げて数年間も合宿をしてすばらしい身体能力の選手を抱えて・・・遊びがなかった、自由な発想がなかった・・・ブラジル、アルゼンチン、ドイツ、イングランド、イタリアなど自由主義国のサッカ−に翻弄されて勝てなかった。 まさにサッカ−に1番必要なのはこの創造性のあるプレイだと思います。ではこの創造性溢れるプレイはどうしたら身に付くか、それは厳しい環境での経験だと思います。 ですから厳しい勝負のコンフェデ国際で、経験すればいいと私は思っています。 トルシェは結果は付いた。でもあれだけのメンバ−でもっとやれたと思っています。 そういう面ではヒディングは一流の監督だったと思っています。 遠征を繰り返し、負けて分けて・・・でも最後はチ−ムを作ってきた。 そう、監督の器量は最後ら付近で出てきます(へんな日本語:笑)。 本番前にしっかりとチ−ムをつくってくる監督、これが一流監督です。 それまでは泳がせる・・・・これが私、代表GMの考えです(笑)。 > >選手に1番問題があるのは正論ですが。 |
▼かぼすシュ−トさん: ジーコを更迭しろとは今の段階で思っていません。 そういうことを書いてるつもりではないんです。 それとトルシエに結果がついてきて ジーコにはまだそれがないことで トルシエをよくみているわけでもないんです。 トルシエは選手を押さえつけるだけ押さえつけた。 そこで最後の最後に選手は自分たちのイメージを表現した。 このときの自主性は本物だと思えるんです。 その芽を大きくしていくことが次のステップなんだろうなあと ワールドカップの後思っていました。 サッカーは自由なスポーツで 同じシチュエーションはないかもしれません。 でも、似たようなシチュエーションは繰り返しあるのではと思います。 想像力、イメージを共有することには全く異論はありません。 でもその前にやることがまだあるのではと思います。 ジーコは次の監督でちょうどよかったのかもとか思ったりします。 |
▼DETOさん: >▼かぼすシュ−トさん: すごいね、中身の濃い話しになってきていますね(笑)。 >ジーコを更迭しろとは今の段階で思っていません。 >そういうことを書いてるつもりではないんです。 >それとトルシエに結果がついてきて >ジーコにはまだそれがないことで >トルシエをよくみているわけでもないんです。 > >トルシエは選手を押さえつけるだけ押さえつけた。 >そこで最後の最後に選手は自分たちのイメージを表現した。 >このときの自主性は本物だと思えるんです。 >その芽を大きくしていくことが次のステップなんだろうなあと >ワールドカップの後思っていました。 > >サッカーは自由なスポーツで >同じシチュエーションはないかもしれません。 >でも、似たようなシチュエーションは繰り返しあるのではと思います。 >想像力、イメージを共有することには全く異論はありません。 >でもその前にやることがまだあるのではと思います。 なんだろう(笑) > >ジーコは次の監督でちょうどよかったのかもとか思ったりします。 なるほど・・・ 自由な、個人の感性にまかせるサッカ−はまだ日本人には早いと・・・ この辺で、私の意見と分かれてしまいますね。 私は、中田、中村、小野、稲本・・・もうできるだろう・・と思っています。 後は色々な相手を経験して懐の太いチ−ムになってよ!!という感じ(笑) もう1点わすれちゃ〜いけないのが育成。 ドイツまで3年、その間ずっと上記の選手だったら問題だね。 大久保のように毎年1〜2名、脚光を浴びる選手を育成していくことだと思います。 土曜日のフランス戦が楽しみだ〜(笑) |
▼かぼすシュ−トさん > >土曜日のフランス戦が楽しみだ〜(笑) 楽しみですけど、とんでもない時間ですからねえ(辛) ジーコの理想?は、様々な媒体で目にする限りは、「そうなればいいな」と素直に思う。そのレベルまで行けば、今より楽しく観戦できるだろうと。中田なんかもその意図はわかってるようで、頼もしいかぎりだ。 だから、もう少し期待を込めて見続けていこうと思うが、采配ってどうなんでしょう?NZ戦も先を見据えてのことか交代なし。いや、先があるからこその交代なのでは?成熟させるため?では、あの面子が今の主力なんだろうか。それともジーコのライバル、アルゼンチンに大敗した怒りにより、DFラインを「ほした」のでしょうか。 ※私も秋田、森岡のCB起用は恐いですが 稲本やアレックスは警告もらってたのに。コロンビア戦が心配です。 あと昨日の試合でDFラインでボールを回し、相手が引いてパスコースがなかったにせよ、前線へのロングフィードが皆無だったのは、ジーコの意図でしょうか?相手の違いこそあれ、唯一これまでと違ってた点だったように思うが・・・。 |
▼かぼすシュ−トさん: >サッカ−とは元々、何にも縛られない自由なスポ−ツだと思う。同じシチエ−ションなんてありえないからパタ−ンなんて不要だ。そんなもの作ったら相手に潰されるのは目に見えている。その為には選手各自が豊かなイメ−ジを共有することがとても大事だと思う。豊かなイメ−ジとは局面、局面で各自の判断の選択肢を一致させることだと思います。 この部分、ぼくはダウトです。 すべての年代で一番サッカーを自由にできるのは幼稚園児です。 彼らにボールを渡すとどうなるか。 砂糖に群がるアリ状態です。 なぜか。 サッカーはボールを触ってるときが一番面白いからにほかなりません。 ところがそれじゃ、サッカーはできない。 だからポジションを決めて自由を奪い、フォーメーションを組み立てる。 これでバランスの取れた陣形を保つことができます。 ところが相手もバランスを保つ限りにおいて、得点は望めません。 そこで、守備時には、定められていた規律に従って作られたバランスでボールを奪い そのバランスを崩して攻撃を仕掛けることになります。 このとき、個人の能力が生きてきます。 ただ、ゴールから遠いところでボールを奪っても なかなか得点するところまで個人の力で持ち込むことは難しくなっています。 86年のマラドーナのドリブルシュートや プレミアのベストゴールといわれるベッカムの55mのロングシュートなど 個人の能力で取った得点もありますがこれは例外で ほとんどの得点が、パスをつないで相手の守備を交わし そしてゴール前まで持ち込んで、最後のフィニッシュのところだけ 個人能力に頼る、というのが今のサッカーの主流です。 サッカーが陣取り合戦であるとすれば より相手陣地の深いところにボールを持ち込むために ある程度形を決めて、 その状況に応じて練習してきたパターンに従った動きをすれば パスの精度が上がり、スピードも上がった形での攻撃が可能になります。 それがトルシエの言っていたオートマティズムです。 ジーコは選考した選手に自由を与えています。 方向性がまったく逆なんですよね。 >ジ−コのやろうとしていることは間違っていない。ただJ選手がまだ追いついていない。海外組みは慣れているから当たり前のようにやる。だからコミュニケ−ションが大事なのだと思う(特に試合中や練習での声出し習慣)。 トルシエの場合 1守備戦術で型にはめる。 2攻撃戦術で型にはめる。 3微妙に個人で調整させる。 というステップだったのに対してジーコは 1選手を自由に組ませる。 2同じメンバーで何試合かこなすうちに、共通認識ができてくる。 3自由の中から選手たちが独自に規律を作り出していく。 というステップを踏んでいます。 たとえば、11人を固定して3年間強化すれば2005年のW杯予選は万全でしょう。 ただ、そうも行かない。 ケガや出場停止などのときに11人以外の選手をはめ込んでいく必要がある。 そのときに、同じイメージを共有できているのかというとそれは難しいかなと。 自由に自分で考えることの重要性はまったく同感なんですが それを作り出すためのジーコの方法論はあまりいい将来像が見えてきません。 ちょっと心配です。 ▼DETOさん: >▼かぼすシュ−トさん: >ジーコを更迭しろとは今の段階で思っていません。 ジーコが思い描いている成長の過程のロードマップに従って 代表が強化できているのかどうか。 それを見極める必要はあるんじゃないかと。 ジーコの日本代表の最終形が、現在の方法論によって実現不可能だと判断されれば 迷うことなく更迭する必要があると思います。 ただ、現時点ではジーコが考える終点が見えてこないし だからもうしばらく待っていようというのはナンセンスなわけで もう少し彼のイメージを日本代表を愛する人たちに伝える努力はしてほしいですね。 ちなみにヨーロッパで経験をつんだ選手だから自由な発想で動けるとは 思ってないんですよね。 パラグアイ戦で高原と大久保のコンビが見せた驚きのプレーがあったんですが 高原にパスが出る。 高原の裏に大久保がいる。 高原スルー、で前に走り出す。 で、意表をつかれたディフェンダーが大久保に寄せようとする。 大久保ダイレクトでヒール?で走りこんだ高原に落とす。 ゴール前まで突進。 日本でプレーする大久保にもファンタジーなイメージがあった。 という意味でこのプレーは、意義深いです。 つまり、ジーコがやろうとすることは、コンビネーションの精度を上げる必要があると。 で、さっき書いたんですが じゃあ、レギュラーが怪我したりしたときにどうするんだろう? というのが疑問としてわいてくるんですよね。 まあ、ジーコ解任、という結末になってもトルシエだけは勘弁ですが。 ▼フランソワさん: >▼かぼすシュ−トさん > >> >>土曜日のフランス戦が楽しみだ〜(笑) > >楽しみですけど、とんでもない時間ですからねえ(辛) 楽しみ半分、怖さ半分。 |
日刊に後藤新也さんの記事「川淵さんはジ−コをなぜ叱責しない」的なことを書いていましたね。日本代表は勝利第1・・・これにひっかかるんだよね。元々、サッカ−のチ−ム作りって毎試合、毎試合、真剣勝負で勝利を目指して出来上がるものではない。 これはサッカ−チ−ムを作った経験のある人ならわかっていると思う。 今日のテ−マは×××、勝敗抜きで戦かったほうが長いチ−ムのためにはよい場合がある。代表でも、少年でもチ−ム作りの根幹は変わらないと思っている。 叱責してよくなるなら、いつでも叱責する。叱責してどうするつもりなんだろう?。 大会が終われば、反省と進歩が必ずある。大切なのはそれをしっかり捕らえることだ。 |
▼かぼすシュ−トさん: 昨日本屋で買ってきたサッカーマガジンの別冊には 様々な論客のジーコに対する考え方が書かれていました。 これは多分キリンカップ前、日韓戦後が締め切りのようです。 なんだかそれぞれのサッカー観が表れた文章でした。 評論家に限らずなんですが ジーコへの評価にはそれぞれのサッカー観が 現れやすいような気がする。 それから、ほとんどの筆者が ジーコはどこへ行こうとしているのかを想像していました。 まだ、見えないがこのタイミングでの答えのようでした。 文中に引用されていたドゥンガの言葉で 「戦術とは文法のようなもので 文法を知らなくてはしゃべれないが しゃべっているときには誰も文法なんか意識していない」 っていうのが印象的でした。 |
▼DETOさん: >▼かぼすシュ−トさん: >昨日本屋で買ってきたサッカーマガジンの別冊には >様々な論客のジーコに対する考え方が書かれていました。 >これは多分キリンカップ前、日韓戦後が締め切りのようです。 >なんだかそれぞれのサッカー観が表れた文章でした。 >評論家に限らずなんですが >ジーコへの評価にはそれぞれのサッカー観が >現れやすいような気がする。 > >それから、ほとんどの筆者が >ジーコはどこへ行こうとしているのかを想像していました。 >まだ、見えないがこのタイミングでの答えのようでした。 > >文中に引用されていたドゥンガの言葉で >「戦術とは文法のようなもので >文法を知らなくてはしゃべれないが >しゃべっているときには誰も文法なんか意識していない」 >っていうのが印象的でした。 ウンウン、わかるな〜。私も本屋で立ち読みしました。 ワ−ルドカップで優勝したブラジルチ−ム、最後にしっかり調整したきた韓国、 過程をみれば散々でしたよね。ジ−コの焦点は2005年のアジア予選。 これにタ−ゲットをしっかり合わせている。それまでは個々の能力向上! これが第一、だから厳しい大会に挑んで多くの経験を選手に積ませることが大事だと 思っています。 |