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	 ▼ホシくんさん: 
>戦略的に活動できるところってどこなんだろう。中国? 
>でも、学生運動盛んなりし頃の共産主義の総本山ってやっぱソ連でしょ? 
>それとも、過去の「仕込み」が今なお有効に機能してるのかな? 
>その仮説を裏付けるような証拠が見つかると面白いですね。それとも怖いかな。 
> 
共産圏の工作だけで、日本の著名な文化人をして反戦共産化を唱えさせるには 
根拠が希薄に思えます。 
 
>それが成就するためにはなんらかの土台っていうかベースとなる国民的気質がないと 
>うまくいかないと思うのよ。 
 
小学生時代に成田紛争などを通じて学生運動や共産主義にムード的にシンパだった 
自分を振り返ると、共産主義=反体制=弱者に味方=正義、といった多分に 
雰囲気に流されているところがありました。当時の全共闘世代について言えば、 
日本人のもつ反体制土着共同体気質が、当時の血気さかんな若者のエネルギーを注ぐ 
原体験渇望とたまたまマッチしてできたものだと思います。 
その多くは後に「転向」し大会社の重役に収まるなど、どっぷり資本主義に浸かって 
ますが、高齢化した一部の残党が過去の夢を追い求めて、さらに昨今の反米感情 
に乗じて「反戦」を旗印にうごめいているのではないでしょうか。 
マルクスレーニン(読んでませんが)の緻密な論理とは裏腹に宗教的な惹かれ方を 
してしまうと、不合理な状況も都合のいい解釈しかできず、熱心な信者はなかなか 
抜け出せませんね。 
 
 
▼tetoさん: 
> 学生運動の根底にある日本の武力による共産革命について 
> 書かれた書籍や知識、体験談がないかお聞きしたしだいです。 
>  
学生時代に教官の薦めで全共闘世代の名著「されど われらが日々」(柴田翔著) 
を読みました。内容はほとんど忘れてしまいましたが、今ネットで検索すると 
 
http://www.asahi-net.or.jp/~gr4t-yhr/zenkyoto_ra.htm 
六全協【ろくぜんきょう】〔固有名詞〕 
1955年7月に開かれた日本共産党の第六回全国協議会のこと。ここで、 
共産党がそれまでの山村工作隊(さんそんこうさくたい)など武装闘争方針を 
穏健な議会主義に転換した。それまで共産党の指導のもと、共産党の方針を 
信奉してきた学生活動家たちは、大打撃を受け、離党したり、反日共系の組織 
を結成するなど、分裂していった。倉橋由美子の『パルタイ』、柴田翔の 
『されど われらが日々――』などの小説は、この当時の学生たちの動きや 
ショックを題材にしている。 
 
とあります。何か参考になるかも。 
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