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▼masatoさん:
>憲法とは、国とその国民との関係について明記したものです。
>日本国憲法は、その前文で宣言されている通りです。
>「日本という国家そのものを変えてしまう事項」とは、すなわち国とその国民との関係に変化を与えるということです。
九条変えたら国と国民の関係が変わりますか。自衛隊が軍隊になることで何が変わりますか?
国民の間に軍隊に対する恐怖心が芽生えるとかですか?いずれにしてもそりゃすごい理論だ。
ぜひご高説賜りたいですね。
ところで、「日本国憲法は、その前文で宣言されている通りです」とはどういうことですか?
日本国憲法
http://kenpou.jp/
日本国憲法前文
http://kenpou.jp/home0.html
>「憲法は本来、国のあり方の根本を決めるもの」とともに国を動かすための基準となるものです。
>そうした意味で、憲法に違反する国の作用(法律作用・行政作用など)をけん制する作用があるわけです。
>憲法上自衛隊の地位を認めるということは、下位規範である法律で定めると言うだけではその組織と国民との関係を明らかにすることが出来ず、したがって、その組織について国民との関係を憲法上明らかにする必要があるわけです。
>そうした場合、最高法規である日本国憲法に「細かい『規定』(法律ではなく最高法規の条文)を書く必要性」があるわけです。
もしかして、ここのパートが国と国民との関係の変化の説明でしょうか?
それが前に書かれていた基本的人権が有事の際に留保されるということにつながるということでしょうか?
少なくとも有事には基本的人権が制限されるのは仕方ないのでは?
前にも書きましたが、国民の基本的人権を保障する主体は日本国です。
その日本国が有事にさらされるとします。
基本的人権を尊重し、たとえば財産権を厳密に守りましょう。
自衛隊は、敵を迎撃するための陣地の構築に際し地主にいちいち許可を得なければなりません。
外的が日本国民の基本的人権を毀損しながら侵攻する中
自衛隊が基本的人権を厳密に守っていたら、国土防衛なんてできないでしょう。
前にも書きましたが、日本国民の基本的人権を保障しているのは日本国です。
その国がなくなってしまったら、だれが日本国民の基本的人権を保障するんでしょうか?
無血開城という極端な例を持ち出さなくとも、それは想像可能だと思いますが。
>>順番が前後したことで何か憲法上の効力が変わったりするんでしょうか?
>>別に順番なんてどうでもいいんですけど。
>
>前述のように日本国憲法は、先に国民の権利と自由について述べ、続いて統治機関の規定を並べているわけです。
>その意味は、主権者である国民の権利と自由を保障した上で統治機関の行為を制限する作用が生まれているわけです。
条文の順番で?
そんな理論どこにあるんですか?
だれが言ってるんですか?
いやぼくは素人なんで知らないんですがこんな学説があるならぜひ教えてください。
「憲法はその条文の順番に大きな意味がある」という学説はものすごく興味があります。
>自衛隊は、憲法上「違憲」であることは証明されていませんし、学説上もその存在を認められているわけです。
ただ、違憲集団だと文句を言う「市民団体」がありますよね。
彼らが違憲集団だという根拠は、憲法九条じゃないですか?
素人が普通に読めば、九条は軍事力の永久放棄を規定してますよね。
合憲論は、解釈によるものですよね。
そういうグレーな存在ではなく、憲法上で認めるべきじゃないかと思うんですよね。
>その存在を改めて憲法上の地位に押し上げることは、国民の権利と自由に制限を与える事意外に意味はないということです。
>「あなたとあなたの大切な身内を守る集団」は、その地位を下位規範である法律によって認められているわけで、改めて憲法上の地位を与えることについては、国における私の権利と自由を危うくするものですから断固として認めるわけにはいかないです。
自衛隊が国民から権利と自由を奪いますか。そうですか。
それはどういう事態を想定しているんでしょうか?
自衛隊の存在を憲法で認めた時点から、どんな権利が侵害されるんでしょうか?
どんな自由が奪われれるんでしょうか?
とっても教えてほしいです。
軍隊に対する強烈なアレルギーがあるようですが
世界中の軍隊を持つ国のほとんどは、軍隊によって国民の権利や自由を侵害してませんが。
>誰が好き好んで自殺行為をするでしょうか。
>未来の国民へ恥を残す結果となることは、目に見えて理解できるものでしょう。
自殺行為とは?
自衛隊を憲法で認めることで、自由と権利を奪われるということでしょうか?
うーむ、意味がわからん。
>当たり前です。
>しかし、憲法改憲後、国際情勢の変化で国土防衛を専念するはずの自衛隊が他国の国土を侵害する必要が出てきた場合どのような対応を迫られるでしょうか。
石破防衛庁長官によると、明らかな敵意を表明している他国が、ミサイルの発射準備を始めた時点で
基地に対する攻撃をすることは自衛権の行使だというようなことを答弁してますが
ミサイルという戦力の特性を考えた場合、これは当然の行動でしょう。
そして何よりも重要なのは、日本がそういう攻撃力を持つ国だと周辺国に周知させることに意味があるんですよね。
つまり、軍事力によって期待される抑止力です。
>現行憲法下では、公務員である自衛隊は、平和規定のある憲法を遵守する立場にあるわけです。
>しかし、この規定をはずすことは、自衛隊のそのような制限を取り除く以外意味を持たないです。
軍隊を持てるようになった憲法が平和憲法じゃないと、そういうことでしょうか?
ご存じないようですが、日本国憲法がうたっている「戦争の放棄」や「武力の行使」を禁止している憲法は世界中にあるそうです。(西修氏の調査によると1998年時で124カ国が憲法に平和主義条項を設けている)それらの国はすべて国内に軍隊を保有しているとのことです。
たとえば軍隊を持つ韓国憲法にも平和主義条項があります。
http://www.geocities.co.jp/WallStreet/9133/kenpou.html
第1章 総綱
第5条1 大韓民国は、国際平和の維持に努力し、侵略的戦争を否認する。
>下位規範である法律と最高法規である憲法とは、その性質を異にしていることぐらい理解できるはずです。
>下位規範である法律が憲法に抵触した場合には、違憲であるかどうか審査することが出来る。
だから自衛隊の保有を憲法に書くべきなのでは?
なぜ、違憲審査を受けさせられる立場に自衛隊をとどめ置こうとするのですか?
その思想が理解できません。
>しかし、憲法上自衛隊が明記されるにいたった場合、そうした時はもはや手の内ようがないという事ぐらいわかりますよね。
まるで自衛隊が国民を迫害しまくるかのような記述。
ああ、そう考えてるのか(笑)。
いやはや。
>>それに他国の軍隊が侵略してきたという究極の権利侵害を受けた状況で
>>表現の自由だ、検閲の禁止だ、言ってもねぇ。
>>そもそもあなたや国民の基本的人権を保障する主体はなんですか?
>>日本国じゃないんですか?
>
>日本国憲法では、日本国というものそれ自体が国民の統合を意味するものです。
>しかし、国民の権利や自由より先に軍規定が置かれることはそれ自体、軍による国の統治を明らかにするとしかいいようがないわけです。
>そんな前民主的な国家の国民になりたいですか。
ぼくの書いた日本語が悪かったかな?
有事に基本的人権が制限されるのは仕方ない。
日本国民に基本的人権を保障する日本国が存亡の危機に立たされるわけですから。
という話です。
憲法の条文の順番の前後で、国民と軍の立場に強弱がつけられるという話はしてませんよ。
>>その日本国が侵略され、国自体が侵略国家によって吸収されることによって消滅するとします。
>
>日本が世界有数の軍事力を有する国家であることは、世界の誰もが知っているのではないですか。
>しかも、日本の同盟国には、アメリカがいて、安全保障の関係にあるわけです。
>そうした背景を考えず、不明な国による侵略と略取を想定することはどういうことかと逆に聞きたいです。
>これこそ机上の空論です。
日本は世界第三位の軍事費を持ちますが
侵略国が日本国民の基本的人権を毀損して侵攻する中
自衛隊がひたすらに日本国民の基本的人権を守っていたら
そりゃ国土防衛はままらないんじゃないですかね。
アメリカとは安保条約を結んでいますが、日本防衛の義務規定はないですからね。
戦争が長引いて、多くのアメリカ軍の兵士の血が流れたときに
アメリカの世論が米軍の撤退に傾いたとしても不思議じゃないです。
だからこそ有事法制は必要だったわけだし
もっと言うと自衛隊の存在を憲法に明記し、彼らが誇りを持てる世の中になることが
国土防衛につながると信じてます。
>前述のようにそうした事態を想定する方がおかしいです。
>そのためにも『平和的な解決を』ということがスローガンとされているわけですよね。
もちろん戦争しないに越したことはないですけどね。
>>戦前のそういった状況とは?
>
>この点について、後日調べてみます。
>というよりもtetoさんの方が詳しいのではないですか。
文脈を読み取るに、軍隊による日本国民への迫害みたいなことでしょうか?
戦時中と平時とで違うでしょうし
平時に軍隊が国民を圧迫したとは思えないんですが。
>自衛隊について、あらゆる戦力を持つことは違憲であると主張する学者の方が極めて少ないこの現代社会で、現実と憲法学者との見解に差があるとの見方はおかしいですよ。
うーむ、乖離しとるなぁ。
だから裁判に一般人の裁判員(?)を導入しようという議論が起きるんだね。
>憲法違反とよくおっしゃいますが、第九条に関した明快な判例は存在しません。
>国内の軍事力は、憲法上反しないとの見解が通説化しているのに、失敗国家であるとの認識は、おかしいですよ。
解釈で乗り切ってるからでしょ。
いま最高裁で自衛隊違憲判決が出たらそれこそえらいことになりますね。
九条が合憲なら集団的自衛権も認めるべきでしょ。
>アメリカによって押し付けられたという認識ですが、当時の政府が積極的に取り入れたのも事実です。
ぜひこの検索結果からいくつかページを眺めてみてください。
キーワード(日本国憲法 国際法 占領下 憲法制定)でぐぐってみてください。
http://www.google.co.jp/
>そうした場合、実験的でもなければその結果が出ているとの判断をするにはまだまだ時期尚早ということでしょう。
半世紀以上たってなお時期尚早ですか(笑)。
なんか時間の概念の捉え方が根本的に違うみたいだ。
>占領下に制定された憲法との認識は、まだ知識として不十分なものではないですか。
ぜひ勉強してください。
素人のぼくでもちょっと検索したらいくらでも資料を目にできましたよ。
>テロの危険性を軍事力を背景にして取り除こうとすれば、そのテロの標的となることが容易に想像できます。
>国際間の戦争が想定されない時代であれば、現行憲法の精神でテロの危険性を除去する方が絶対安全でしょうね。
具体的な方策は?
>有事関連法案において、テロを想定した事態をまだまだ検討しているようですね。
>しかし、それはあくまで法律レベルの問題であって、それを憲法問題と差し替える議論は、大いに危険です。
単純なことで、自衛隊の法的地位を憲法で認めるかどうかですよ。
突然違憲審査されて、自衛隊が解体させられるような事態が起きないとも限らないのでね。
それは困ります。
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