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【51】Re:共産主義について
 gyafun  - 03/5/4(日) 11:26 -
  
▼ホシくんさん:
>戦略的に活動できるところってどこなんだろう。中国?
>でも、学生運動盛んなりし頃の共産主義の総本山ってやっぱソ連でしょ?
>それとも、過去の「仕込み」が今なお有効に機能してるのかな?
>その仮説を裏付けるような証拠が見つかると面白いですね。それとも怖いかな。
>
共産圏の工作だけで、日本の著名な文化人をして反戦共産化を唱えさせるには
根拠が希薄に思えます。

>それが成就するためにはなんらかの土台っていうかベースとなる国民的気質がないと
>うまくいかないと思うのよ。

小学生時代に成田紛争などを通じて学生運動や共産主義にムード的にシンパだった
自分を振り返ると、共産主義=反体制=弱者に味方=正義、といった多分に
雰囲気に流されているところがありました。当時の全共闘世代について言えば、
日本人のもつ反体制土着共同体気質が、当時の血気さかんな若者のエネルギーを注ぐ
原体験渇望とたまたまマッチしてできたものだと思います。
その多くは後に「転向」し大会社の重役に収まるなど、どっぷり資本主義に浸かって
ますが、高齢化した一部の残党が過去の夢を追い求めて、さらに昨今の反米感情
に乗じて「反戦」を旗印にうごめいているのではないでしょうか。
マルクスレーニン(読んでませんが)の緻密な論理とは裏腹に宗教的な惹かれ方を
してしまうと、不合理な状況も都合のいい解釈しかできず、熱心な信者はなかなか
抜け出せませんね。


▼tetoさん:
> 学生運動の根底にある日本の武力による共産革命について
> 書かれた書籍や知識、体験談がないかお聞きしたしだいです。
>
学生時代に教官の薦めで全共闘世代の名著「されど われらが日々」(柴田翔著)
を読みました。内容はほとんど忘れてしまいましたが、今ネットで検索すると

http://www.asahi-net.or.jp/~gr4t-yhr/zenkyoto_ra.htm
六全協【ろくぜんきょう】〔固有名詞〕
1955年7月に開かれた日本共産党の第六回全国協議会のこと。ここで、
共産党がそれまでの山村工作隊(さんそんこうさくたい)など武装闘争方針を
穏健な議会主義に転換した。それまで共産党の指導のもと、共産党の方針を
信奉してきた学生活動家たちは、大打撃を受け、離党したり、反日共系の組織
を結成するなど、分裂していった。倉橋由美子の『パルタイ』、柴田翔の
『されど われらが日々――』などの小説は、この当時の学生たちの動きや
ショックを題材にしている。

とあります。何か参考になるかも。

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【37】共産主義について teto 03/5/1(木) 23:35
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