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君が代を反対する人たちが使う説明があります。
曰く、「君が代は天皇の治世という意味だから民主主義の現代にはそぐわない」。
そういう人に対してぼくはこう反論することにしています。
君が代の君は歌う人がそれぞれの「君」を想定すればいい。
もし仮に君が代の君を天皇だとして何が悪いのか。
憲法、第1章第1条で天皇は日本国の象徴だと規定されている。
つまり、「君=天皇=日本」であり、そう考えれば日本が末永く繁栄するように
と歌われているわけです。
何もやましいところはないじゃないですかと。
君が代に反論する人は、こんなことも言ってきます。
あの歌の元、世界の人たちに戦争の惨禍を与え苦しめた。
だからあの歌は歌うべきじゃない。
そういう人にはこう反論することにしてます。
史上、戦争を起こさなかった国がどれほど存在しますか?
アメリカもフランスもUKもスペインも中国も韓国もみんな戦争を経験しています。
戦争を起こすたびに国旗国歌を変える必要があるんですか?
そもそもすべての戦争が悪だという考えに毒されているから
日本の国旗国歌に対する変な議論が起きるんですけどね。
戦争はできればやらないほうがいいが、戦争自体は政治の一形態であり
主権国家に認められた固有の権利なわけで、そこのところの現実を理解していない人が
日本には多いように思いますね。
まあ、戦争に負けてGHQが占領したときの政策が見事だったといえばそれまでですが。
ちなみにノリのいいフランス国歌には有名な事件があります。
92年のアルベールビルオリンピックの開会式のときのこと。
10歳の少女が、アカペラでフランス国歌を独唱したんですね。
日本人が聞けば美しい歌声ですばらしいと感じられるわけですが
フランス人ににしてみると「なんであんな少女にあんな残虐な歌を歌わせるんだ」
ということで歌詞を変えるかどうか論争になったそうです。
フランス国歌 アルベールビル でググると出てきます。
ちなみにフランス国歌の日本語訳は以下の通り。
ゆけ、祖国の国民
ときこそ いたれり
正義のわれらに
旗はひるがえる 旗はひるがえる
聞かずや 野に 山に 敵の叫ぶを
悪魔のごとく 敵は血に飢えたり
たて 国民 いざほことれ
進め 進め あだなす敵を ほふらん
これを読んで
「フランスは、さすが世界中に植民地をもつ残虐な国家ですね」
とは言わないわけでこういうところで君が代反対論者はダブルスタンダードだと思うんですよね。
ちなみにフランスワールドカップのとき、トゥールーズからパリへ向かう夜行列車での中のこと。
居合わせたアルゼンチン人から日本の歌ですごくいいのがあったといわれました。
で、なんだろうと日本人女性2名を含めた3人で頭をひねったんですが
どうやら君が代らしいことがわかったんですね。
で、その場で3人で歌ったらそうだと。
ものすごくきれいな旋律だった、とほめられました。
自分のアイデンティティをほめられたわけで誇らしかったです。
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