| 
    |  | これまでの科学&技術的関係の大事故を振り返ると、装置そのものの
 欠陥に加え、操作ミス、判断ミスという人為的な部分に根ざしたものも
 案外多いことに驚かされますよね。
 
 日航機墜落事故:圧力隔壁の修理ミス。
 東海村JCOの臨界事故:無知による誤った作業指示。
 スペースシャトル(チャレンジャー)爆発:外部ブースターのゴム製シールに
 外気温が与える性能劣化の重大さを過小評価したNASAの発射決定判断ミス。
 
 直近ではスペースシャトルの大気圏再突入時の事故も、NASAの
 外部燃料タンクの断熱材欠落&衝突痕が与える重大さの判断ミスでは?
 と噂されています。もっともこれは結論出てませんが。
 
 これらの事故の直接の被害者は本当に気の毒だが、そのような
 心情的な部分をあえて除けば、心理的なインパクトは大きいが
 被害者は(相対的に)少ない。
 事故機に乗っていたとかのごく限られた人達。そして二次災害も少ない。
 
 原発に関するアレルギーって、わが国が被爆国であるが故の敏感さ以外にも、
 失敗に対する代償が高すぎるという点で躊躇する部分があるのではないのかな?
 それが、特に「技術」の問題ではなく「人為ミス」がどうしても避けられないとなれば。
 
 すべての技術上の問題には技術的な解がある、と思っとりますが、
 人為ミスはどうしようもない。いくらフェイルセーフを考えても、
 それを上回る人間ならではのミス。
 
 この観点から、管理人さんどう考えます?
 
 私のスタンスは、原発に変わる安全なエネルギー源の開発は今後も継続し、
 それが普及するまでの間(100年以上かかるかもしれんけど)の繋ぎとして
 という前提で、是。
 
 あと、原発自体が事故らなくても戦争状態になったとき、最初に狙われる
 施設だってことも考えとかにゃならんと思うし。
 
 考えることが多くて大変。(笑)
 
 |  |  |